オリゴプールの保存可能期間はどのくらいですか?

Twist Bioscience では、 DNA 製品を乾燥させた状態や、2 mL マイクロ遠心チューブ、96 ウェルプレートまたは 384 ウェルプレートに再懸濁させた状態で出荷しています。乾燥させた DNA は常温で、再懸濁させた DNA は冷凍で出荷されます。

二本鎖 DNA および一本鎖オリゴヌクレオチドは、ほとんどのラボで採用されている標準的な保存条件において安定です。しかし、 Twist Bioscience にて合成された DNA の品質を高い状態に保つには、以下のような最善の環境下での保存を考慮することが大切です。

  • Twist は、乾燥ペレット状の DNA については保存条件に応じて以下の期間内にお使いいただくことを推奨しています。
    • 室温で 3 ヶ月
    • 4 °Cで 12 ヵ月
    • -20 °C で 24 ヶ月
    • -80 °C で長期保存
  • 再懸濁のガイドライン
    • 再懸濁させる場合は、開封前にチューブまたはプレートを軽く遠心分離機にかけ、ヌクレアーゼフリーの Tris-EDTA(TE)バッファー(pH 8.0)または 10 mM Tris-HCl(pH 8.0)で目的の濃度に再懸濁させます。
    • ストック溶液(希釈液)の濃度は 10 ng/μL 以上を推奨しますが、ご希望の用途に応じて最適な濃度を決定してください。
    • ストック溶液とは別に必要量ずつ分注して保存すると、コンタミネーションを防ぎ、凍結・融解のサイクルを減らすことができます。調製後の DNA 再懸濁液はできるだけ早く使用し、長く高温にさらさないようにご注意ください。
  • 再懸濁させた DNA
    • 製品によっては再懸濁させた状態でお届けすることが可能です。お客様からご注文をいただいた DNA は、以下のいずれかのバッファーに再懸濁させた状態でお届けします。開封前にチューブやプレートを軽く遠心分離機にかけることを推奨します。
      • 溶出バッファー(2 mM Tris-Cl(pH 8.5))
      • TE バッファー(10 mM Tris-Cl(pH 8.0)、1 mM EDTA)
      • 低 EDTA TE バッファー(10 mM Tris-Cl(pH 8.0)、0.1 mM EDTA)
      • 水       
        • 水での長期保存はおすすめしません。
    • Twist は、再懸濁させた DNA については保存条件に応じて以下の期間内にお使いいただくことを推奨します。
      • 室温で 3 ヶ月
      • 4 °Cで 12 ヵ月
      • -20 °C で 24 ヶ月
      • -80 °C で長期保存

 

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