ライブラリの仕様
Twist イオンチャネル scFv ライブラリは、クモ、ヘビ、サソリ、イソギンチャクの天然ペプチド毒素のループ配列を、多様なヒト scFv 抗体ライブラリである Twist GPCR 2.0 scFv ライブラリの HCDR3 に移植した合成ファージディスプレイライブラリです。そのため、このライブラリにより、ペプチド神経毒のイオンチャネル標的への結合を模倣することができます。2種類の重鎖(VH1-69、VH3-30)および4種類の軽鎖(VK1-39、VL1-51、VL2-14、VK3-15)に導入されると、そうした組み合わせの結果、1 × 109の多様性を有する完全ヒトscFvファージディスプレイライブラリが生成されます。
Twist は二つの型式のイオンチャンネル scFv ライブラリをご提供しています。一つは、分子内ジスルフィド結合を形成して構造を固定できるシステインペアを持つもの(Cys+ ライブラリ)、もう一つはそうしたシステインペアを持たないもの(Cys- ライブラリ)です。Cys+ ライブラリは、HCDR3 ループの N 末端および C 末端にシステイン残基を組み込んだものです。いずれの型式もイオンチャネル scFv ライブラリの一つとして提供され、目的の標的に対して並行してパニングすることができます。
Cys+ ライブラリ、Cys- ライブラリはそれぞれ 2,219 種類のループ配列(長さ:11 ~ 78 個のアミノ酸)、1,852 種類のループ配列(長さ:9 ~ 66 個のアミノ酸)に由来する多様な CDR3 に特徴があります。各 CDR3 ループの側面には柔軟な GSG リンカーが位置しており、対になっていない C-グリコシル化部位、N-グリコシル化部位は取り除かれています。
