Abveris BEACON を用いた
シングル B 細胞 VHH 開発研究

 Abveris の科学者がシングル B 細胞ワークフローを用いて、免疫化したアルパカからわずか3ヶ月以内で
高親和性の抗 PSMA VHH パネルを同定することに成功した経緯についてお読みください。

VHH 開発および POC 研究について読む

Abveris VHH 開発ワークフロー

探索

VHH のメリット

VHH のメリット

VHH (またはシングルドメイン抗体、sdAb)は、そのユニークな特性により、抗体を用いた次世代の治療法、試薬、診断法として大変有望です。VHH の主なメリットとして、以下のようなものがあります。

  • VHH は、複数回膜貫通型タンパク質のような細胞表面の複雑な標的上の(全長 IgG ではアクセスできない)エピトープにアクセス可能(図1)
  • VHH は、スケーラブルかつ柔軟に二重特異性や多重特異性を生み出すための、実証済みの構成単位(図2)
  • VHH には、従来の IgG 分子と比較して、一般的に開発性・製造性が良好
  • VHH は、細胞療法に用いられる CAR 構築物の細胞外ドメインに対する新しいフラグメント抗体である
VHH と細胞表面の目標

VHH で細胞表面のターゲットを標的化

従来、 VHH の開発はディスプレイ技術(in vitro 法)が主流でした。しかし、細胞を用いたスクリーニングをパニングプロセスに一貫して組み込むことができなかったため、ディスプレイ技術は細胞表面の標的に最適化されていません。このため、スクリーニングの結果得られる、細胞表面で結合しているヒットは、大変少ない数になってしまいます。

Abveris は、免疫化したラクダ科動物をベースとして、細胞表面の標的に合わせて最適化した in vivo 開発ワークフローを作り上げました。Abveris は、業界をリードする Beacon を用いたシングル B 細胞スクリーニングプラットフォームを活用し、必要な活性や交差反応性を持つ細胞上の結合体をわずか1日で迅速に同定することが可能です。

細胞表面標的用の優れた VHH の開発

細胞表面標的用の優れた VHH の開発

  • IgG2、IgG3 を分泌するラクダ B 細胞から、特異性/機能を細胞上でスクリーニング
  • シーケンスリカバリー前に最大4つの細胞上アッセイを行う高解像度スクリーニングカスケード
  • in vitro 法の制約を克服
  • Abveris は統合化アッセイ用細胞株開発サービスで合理的な開発ワークフローを提供
天然のレパートリーから得られる高親和性抗体

天然のレパートリーから得られる高親和性抗体

  • ラクダの天然 VHH レパートリーの CDR3 配列が従来の IgG より長いことが、良好な親和性に寄与
  • in vitro での親和性成熟の必要性を最小化
  • 高親和性結合体を捕捉する、Beacon を用いた親和性スクリーニング 
迅速なスクリーニングスケジュール

迅速なスクリーニングスケジュール

  • 業界をリードするシングル B 細胞プラットフォームで IgG2/3 分泌 B 細胞を1日でダイレクトスクリーニング
  • 通常数週間~数ヶ月かかる免疫特異的ライブラリの構築が不要
  • 免疫開始後3ヶ月以内に抗体の精製と有効性確認が完了
ロイヤリティ

ロイヤリティやマイルストーンなし 

  • 2022 年に開始された開発プロジェクトに対するロイヤリティやマイルストーンなし

  • サービスごとの個別支払いオプションなど柔軟なプロジェクト条件でさまざまなパートナーに対応

Abveris の VHH 抗体開発に関する概念実証 (POC)

 

このケーススタディでは、Abveris の科学者たちが、シングル B 細胞ワークフローを用いて、免疫化したアルパカからの高親和性抗 PSMA VHH パネルの作製に成功し、それを実証しています。

  • アルパカ免疫開始後わずか3ヶ月以内で抗原特異的な VHH 配列を同定 
  • 高親和性 VHH を発現させ、抗原結合を検証

VHH 開発および POC 研究について読む

 

 

お問い合わせ

          

Powered by Translations.com GlobalLink OneLink Software