Twist Bioscience本社
681 Gateway Blvd
South San Francisco, CA 94080
G タンパク質共役型受容体(GPCR)は、依然として抗体の開発における最も魅力的かつ難易度の高い治療標的の一つです。Complement component 5a receptor 1(C5aR1)は、腫瘍免疫や炎症における治療への応用が期待される、注目度の高い GPCR です。この GPCR は、補体カスケードや自然免疫に関与しています。C5aR1 が、そのリガンド C5a によって刺激されると、T 細胞を介した抗腫瘍活性が抑制されることで腫瘍形成が促進される一方、C5aR のシグナル伝達を阻害すると、腫瘍の成長が抑制されることが示されています。Macromoltek との共同アプローチでは、Twist の DNA合成およびライブラリアセンブリ技術を、構造に基づく機械学習と共に活用することで、標的とする抗 C5aR 探索ライブラリを設計し、C5aR に対して高活性かつ高選択性のリード抗体を複数同定しています。この研究で同定された候補の中には、セルベースアッセイで、C5aR1 を介したシグナル伝達に対して、機能的に拮抗するものがあることが示されています。本研究は、高度に特異的な DNA合成と、情報に基づく設計を組み合わせる手法により、難易度の高い標的に対する新しい治療法の開発を進めることができることを実証するものです。
