Twist Bioscience本社
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SARS-CoV-2 (SCV-2)ウイルスの進化に伴い、新型の株に対する診断やワクチンの開発には、ウイルスゲノムの配列の解読が欠かせません。研究者たちは、SCV-2 ゲノムを選択的に標的とするために、費用対効果が高く、高感度のアンプリコンベース(ARTICなど)やハイブリッドキャプチャ・シーケンシング( SARS-CoV-2 NGSアッセイなど)に注目しています。ここでは、これら2つの技術を比較するためのコンピューターによる予測モデルを示すと共に、 SARS-CoV-2 NGSアッセイが持つ高度な拡張性に関する追加データを示します。
In silico解析でVOC(variant of concern、懸念される変異株)とVOI(variant of interes、注目すべき変異株)の分離株(GISAIDに登録)のゲノム配列383,656個のアライメントを実施しました。ARTIC V3アンプリコンシーケンスと SARS-CoV-2 NGSアッセイ( Twist Bioscience)の臨床性能を、アンプリコンプライマーとハイブリッドキャプチャプローブ内に変異のあるウイルス分離株を用いて比較しました。小型化ハイブリッドキャプチャワークフローは、ハイスループット(384プレックス)に対応するよう最適化され、臨床的に評価され、またシーケンスデータはCOVID-DXソフトウェアで処理されました。
その結果、101,432種類(27%)のウイルスが、ARTICプライマーの3’末端から最後の6塩基対に1つ以上のミスマッチを有していることが分かりました。一方、ハイブリッドキャプチャ・シーケンシングに同様の影響を及ぼすと予測される十分な変異(10個以上)を持つウイルスは、わずか38種類(0.01%)に過ぎませんでした。次に、ARTICプライマーに過剰な変異を持つ4つの分離株の合成ゲノムを作製したところ、アンプリコンライブラリのシーケンスカバレッジにドロップアウトが見られましたが、ハイブリッドキャプチャには見られませんでした。実際、2つのサンプルでは、1 bp のミスマッチにより、アンプリコン72が偶発的にドロップアウトしたことが確認されました。両アッセイとも、ニューヨークで採取された臨床サンプル(2020年春~2021年春、CT値:< 30)において、幅広い変異体を検出しました(5Xの深度で約99.9%のカバレッジ)。アンプリコンベースのシーケンスでは、より均一なリード数やオンターゲット率が試料間で見られました。しかし、VOC、VOI やその他の分離株では、ゲノムのカバレッジにばらつきがあり、プライマーのドロップアウトが見られたことから(一部はスパイクタンパク質で)、アンプリコンベースのアプローチの限界が浮き彫りになったのです。
SARS-CoV-2 NGSアッセイは、バリアントプロファイリングのための包括的でスケーラブルなシーケンシングツールであり、ARTICと比較してより安定したカバレッジ、より小さなドロップアウト率(0.05% vs. 7.7%)を実現しています。
